こんにちは。ときなのみです。
私は未婚のまま、2人の子どもを出産しました。理由あって入籍できず、2人目出産後も未婚シングルのままでいます(事実婚ではありません)。未婚の母で2児(またはそれ以上)の母であるという方は少ないと思います。少しイレギュラーですが、お困りの方がいたらぜひ参考にしてください。
児童扶養手当はもらえる
大前提として、事実婚状態にない場合に限ります。結論から言うと、未婚のまま2人目を出産しても児童扶養手当は申請ができ、理由によっては認められます。認知をしていても可能です。
・1人目を出産した後、別の男性と縁があり、2人目を妊娠したがまたもやうまくいかず破局してしまった。 ・1人目を出産した後、1人目の子父と復縁し、やはり家族としてやっていこう結婚しよう!と決めた後に2人目を妊娠したが、結局うまくいかなかった。 |
いずれも重要なのは、2人目の子どもの父親が誰であり、その男性が養育費や金銭的な支援が本当にできないのかどうかです。また、2人目の子どもの父親に限らず、さらに別の男性がいて金銭的な支援を受けていないか、詳しく調査されます。
2人目やそれ以降も未婚で出産するとなると「事実婚じゃないの?」「手当のために偽装しているんじゃないの?」と怪しむのが普通です。だけど、本当に男の見る目がなく(笑)逃げられてしまったり、亡くなってしまった、病気になってしまった等・・・入籍できない理由は人それぞれですから、正当な理由があれば認められるのです。
不正をしていた場合は手当の返還や懲役・罰金刑が科されることもありますから、悪だくみはやめましょう。
申立書を書く
なぜ、未婚のまま2度(またはそれ以上)の出産をすることになったのか、詳しく説明する必要があります。
相手の男性(子どもの父親)が、
・未成年者で親権者の同意を得られない |
上記のように、明らかに結婚ができない状態であることを訴えます。
相手の男性(子どもの父親)と絶縁しておらず、連絡がつく状態である場合は、相手が養育費としてお金を渡してこない(少額で生活が成り立たない)ということも説明しなければなりません。その他、関係性などを事細かに調査されます。
・相手の男性(子どもの父親)の氏名、住所、電話番号、生年月日 ・妊娠に気づいたのはいつ頃か ・妊娠を伝えると彼はなんと言ったか ・なぜ結婚をしないのか ・これまでの生活費はどうしているのか ・住まいはどうしているのか(賃貸/持家など) ・仕事はしているか ・彼や彼以外の方から金銭面の支援はあるか ・認知はしているか ・彼とはどれくらいの頻度で会っているか |
私は上記の内容を記載し、申し立てをしました。
自治体によって申立書の内容が違ったり、申立書が不要な場合もあるかもしれませんので、窓口で確認しましょう。
民生委員に事実確認を依頼
未婚の母本人からの申し立てのほかに、お住まいの自治体の民生委員に事実を説明し、認めてもらう必要があります。民生委員から、事実婚ではない事を認めてもらって初めて申請が可能になります。
これは、民生委員さんによりますが、話だけを聞く場合もあれば、自宅に来て同棲していないかチェックする場合など様々です。定期的に見回りをして面会があるか、停まっている車両などを確認する方もいます。
審査
書類を揃えて申請をしたあとは、審査をされます。手当を受給する必要がある状態であるか、金額も決定されます。審査が通り受給が決まれば、申請の翌月から支給対象となります。
振込は2018年12月現在で4か月に1度(4月、8月、12月)ですが、2019年11月から2か月に1度(奇数月)に変更となりました。
まとめ
未婚で出産する、さらに2人目以上出産するという場合は、妊娠が2人の合意上の事実である以上、未婚の母にも少なからず責任があると考える人も多いでしょう。
しかし、結果的には入籍できずに生活に困る方が多いのが現状ですから、このような手当は本当にありがたいものです。
本記事は、内縁関係・事実婚や偽装離婚による児童扶養手当の不正受給を助長するものでは決してありません。相当な事情があり、金銭的に困窮している未婚の母をはじめひとり親家庭で悩む方の参考になればと思い書かせて頂きました。
子どもを幸せにしたい気持ちはどんなお母さんもきっと同じはずです。頑張りましょうね☆