【危険】乳幼児の腹痛を甘く見ないで！規則的なら腸重積かも！？

こんにちは。ときなのみです。
まるで陣痛のような腹痛に襲われる「腸重積症」。
嘔吐や血便の症状がない場合もありますので、小さなお子さんがいる方は要チェックです。

腸重積とは・・・？
簡単に言うと、小腸が大腸に重なり入り込む病気。
一般的には0歳～2歳の乳幼児で、男児に多いそう。元気な赤ちゃんが急にぐったりし、嘔吐したり、顔色蒼白、便にゼリー状の血液が混じるのが典型例だそうです。

腹痛、嘔吐、血便が一般的な症状と言われますが、我が子の場合は症状は「規則的な腹痛のみ」でした。

血便も、嘔吐も、顔面蒼白も一切ありません。

私の子は2歳の時に発症しましたので、その時の記録をまとめておきます。

言葉で痛みを訴えることのできない赤ちゃんの場合は、さらに保護者が様子をしっかりと観察する必要があります。中高生でも発症している例もあります。

▼もくじ

　陣痛のように規則的

お腹を痛がる子どもの様子を例えるなら、本当に陣痛のようであるということ。

はじめは我慢できる程度の痛みに襲われますが、しばらくすると元に戻りケロッしています。

普通に遊んだり、元気にジャンプをしたりするほど。

しかし1時間～30分ほど経過するとまたお腹が痛くなります。

その痛みの間隔がどんどん短くなっていき、次第に痛みの強さも増してきます。

私は15分間隔になるまで病院に行かずにいました（これがミス）。

　すぐに病院へ

我が子の場合、お医者さんも初めは腸重積を疑ってはいませんでした。

小児科外来にて・・・
とき「昨日の夕方から、規則的に腹痛を訴えるんです。」
医師「血便はないですか？嘔吐は？」
とき「全くありません。」
医師「便は出ていますか？」
とき「珍しく昨日出ませんでした。」
医師「じゃあ便秘ですね。浣腸しましょう」
とき「規則的なのが気になるんですが…」
医師「腸重積という病気がありますが、血便も嘔吐もないのですよね？」
とき「はい。全くないです。」
医師「とりあえず便を出して、回復しなければ後日エコーで見てみましょう」

言われるがままに浣腸をしましたが、便が溜まっているのも事実のようで大量に出ました。しかしそのあとも規則的な腹痛が続きます。

過去に浣腸を何度もしていたので、なんだか泣き方が違うような気はしていましたが、お医者様と看護師さんは、「浣腸による痛みでしょう」との事でした。

とき「先生、こんな感じですが本当に大丈夫でしょうか？」
医師「心配でしたら点滴して休んでいきますか？」
とき「（点滴なの！？お腹見ないの！？）
はい・・・そうします。」

まぁ点滴は損ではないと思ったのでやってもらいました。その間もやはり規則的な腹痛。回診に来たお医者様も、さすがに変だと、この時に思ってくれたようです。

医師「エコーで見てみますか？」
とき「はいお願いしますいますぐ！！！」

医師「腸重積の疑いがあります。24時間以内に処置をしないと開腹手術になります、最初に痛みを訴えたのは昨日の夕方ですね？」
とき「はい、今は15時・・・」
医師「時間がありません、入院になりますので準備して下さい」
とき「え？手術？どうなるんですか？」
医師「整復をします、とにかく透視室に移動して下さい」
とき「制服？糖脂質ってなんです！？」

私はこの時点でパニックでした。よく理解していませんでしたが言われた通りに行動しました。でも、この記事を読んだお母さんは落ち着いて行動してね…。

「超音波監視下高圧注腸」という方法で重なった腸を元に戻すことを「整復」と言います。生理食塩水や空気を用いるそうですが、失敗すると腸に穴が空いてしまう慎重な作業だと説明されました。時間が遅れるとこの方法では整復できず、開腹手術になります。さらに遅れると、腹膜炎をおこし死に至ることもあるんだとか。。恐ろしすぎます。
我が子の場合は、静脈麻酔をして行われました。

その後、経過観察のため入院し、18時間ほど絶食になりました。

絶食があけたら、水分から始め回復食となります。